<皆の故郷になった、輝く森の小さなムラ>2019年の開催を終えて

皆の故郷になった、輝く森の小さなムラ。
フェスティバルは、山々にかがやく、大きな星のよう

道志の森のNatural High!の14年目の“ひと区切り”。僕達らしい、深く穏やかに心地よい場づくりができたことを、とても深く感謝しています。

2019年春の2日間の実感は、この写真の中にしっかりと凝縮されて、とても心に響きます。子ども達とファミリーの笑顔、音楽が本当に好きなちょっと悪そうなオッサンとか、自然とキャンプに高揚するお姉さん達とか(笑)輝く緑の中で、みんなも輝いていた事を写真がしっかりと刻んでくれています。

参加してくれた皆さま、ご縁ある皆さま、
本当にありがとうございました。

道志村は、輝く森の小さなムラとして、皆の故郷に

キャンプイン・フェスの先駆けとして14年前、朝霧JAMなどよりさらに繊細で本質的に自然に近く、アウトドア&キャンプに向き合った場づくりを音楽フェスのカタチと共に実現できないかとイメージしたのがNatural High!の始まりでした。

そこから最大延べ3000人を超える規模へと成長した中で、実現できたこと出来なかったことが様々にあるのですが、10周年を超えて「森と川と村のまつり」と銘打ってきたことは僕たちの素直で正直な感覚で、とても心地よいことでした。

この4年間、「森と川と村のまつり」として開催してきたことで道志村は、輝く森の小さなムラとして、皆の故郷になったのだと思います。

山々にかがやく、大きな星のように素晴らしい音楽フェスを

そんな満足感と共に僕たちは、さらに自然と人が共に輝く音楽フェスティバルという理想に向かって進んでいます。新しい絶景音楽フェス「ハイライフ八ヶ岳」も実は今年で3年目なのです。

着々と来場者も増えつつあり今年はとてもよい手応えが広がっています。何よりも素晴らしい自然環境が広がる八ヶ岳のど真ん中での開催が自慢です。

そして、その最高のあり方が道志と八ヶ岳では対照的なのも、とても豊かなことだと感じています。

ハイライフ八ヶ岳で広がる自然は、大きくどこまでも突き抜けた360°の大絶景です。そして会場は標高1600mの八ヶ岳の斜面、大きな山稜のど真ん中と言える場所ですから、樹木の緑で埋め尽くされるような溪谷のアットホームなNatural High!とは、その豊かさが正反対に感じるのです。

将来的に3000人以上の規模が可能な会場ですが、今年はまだ1500人ほどで、Natural High!の最大時にも及びません。まだ小さな今のうちに、Natural High!を共にしてきた家族のような皆さんに、ハイライフ八ヶ岳の素晴らしい環境と音楽フェスとしての最高の質に触れてもらいたいと願っています

道志の素晴らしい環境をいち早く発見してきた僕たちです、ハイライフ八ヶ岳も最高だと、胸を張って自信満々でお誘いします(笑)。

そして来年もまた、道志の森で会いたいですね

さて、音楽フェスとしてひと区切りを迎えた道志でのNatural High!が来年どうなるのかは、まだまだお伝えする段階ではないのですが、何人かの親密なアーティスト達には、たとえステージやスピーカーがなくとも、焚き火を囲んで来年も歌いたい!と嬉しい約束もしてもらっています。

その約束を果たすためにも、何かしら小さな呼びかけに無理せず進めればと思ってはいます。もちろん色々な気づかいもありますから、まだしっかりとした約束はできませんし、さやかなステップのイメージです。

最後に何度も言ってきたことをまた繰り返すのですが、Natural High!が音楽フェスが人の集まりがあってもなくとも、あの道志の豊かな森と川と村は何も変わらずに、自然の巡りとともに、あの場所にあり、その恵みが誰でもいつでも楽しめる本当に豊かなものであることこそがNatural High!が伝えてきた事なのだと、それを確認してひと区切りの確認のご挨拶とさせていただきます。

どうぞまた、道志で、八ヶ岳で、どこかの自然豊かな音楽フェスで、またお会いしましょう。

道志村キャンプNatural High! 
南兵衛@鈴木幸一